posted at 2008 12 21 02:49 PM | 日記 | comments (0) | trackback (0)


先々週の日曜日は今年最後のBOGTでした。

写真/H口さん


写真/よしともさん

目的地は以前からおはなししていたとおり「山」ではなく「海」・・・。
■この日は冬晴れで天気もよく、今年のBOGTでは3月にも一度出かけた、茨城・霞ヶ浦周辺のバックロードを経て最終的には鹿島灘に面した某海岸に出る約150kmのルートを参加者のみなさんとご一緒に楽しく走ることができました。
■もともとこのルートは霞ヶ浦の湖畔を巡る道が延々と続く走りやすいフラットダートだったことから、ビッグオフビギナーのみなさんがはじめてビッグオフでダートを走るには最適なコースだったのですが、昨年春からはじまった舗装工事の結果、現在湖畔のルートからダートはほとんど無くなってしまいました。
■もちろんそれではBOGTにならないので、今年の冬から春にかけて何度か下見に出かけルートを工夫することで、全行程の10-15%ほどの未舗装区間を確保。それでも夏から秋のハイシーズンにBOGTで出かけている沼田方面の林道を主体にした山岳コースに比べるとダート率は低く、その点では確かにもの足りないかもしれません。
■ただ一方で、このルートならではともいうべきモーターサイクルで次々と現れるバックロードを縦横につないで広大な田野を自在に横断していくようなスタイルのツーリング(ラン)は、現地まで行ってただ線=林道をトレースしてまた帰ってくるだけの林道ツーリングでは味わえない、この道の先には何があるんだろうというわくわくするようなルートファインディングの面白さや(コマ図を正確にたどるナビゲーションの楽しさとはまた違うものです)、結果そこに表出してくる時空間移動のダイナミズムを味わえるのがいいですよね。
■距離的には、今もおはなししたように150kmあるかないかで、まったく大したことはないのですが、走っていて行く手の景色や道ばたの風景に好奇心や想像力がどんどん刺激されるようで、個人的には林道をがむしゃらに飛ばすより(それもきらいじゃないのですが)、こうしたツールともいうべきおおらかなランのほうが好みだったりもします。また、ビッグオフが持っている本来的な道具としての魅力やポテンシャルを、その移動という行為のなかでしっかりと体で感じることができるのも、このようなダイナミズムを感じられるルートゆえのことでもあり、ビッグオフに乗っていて本当によかったと心から思える瞬間が、そこここにあります。
■参加者のみなさんにもそうした本来のクロスカントリー(田野横断)の醍醐味と、そこにあるビッグオフワールドともいうべき気ままでおおらかなビッグオフならではの走りの世界を体感していただければということで、年に何回かはこの霞ヶ浦のルートに出かけています。
■そしてゴール地に到着後、全員で楽しんだビーチランもなかなかでしたね。このルートだけのお楽しみというか、ちょっとしたアトラクションみたいなものですが、普段単独ではまずもって踏み込めないサンドセクション(ビッグオフの場合、ディープサンドでスタックしたら、ほとんどひとりでの脱出は困難です)に、無理のない範囲であえて少しだけチャレンジして「砂」の感触を実際に感じていただき、それをいい意味での「経験体験」として、ひとりひとりの参加者のみなさんに持ち帰っていただければ・・・ということで、このルートを訪れたときにはビーチランを最後に組み込むようにしています。ここではぼくやよしともさんをはじめ、他の参加者のみなさんもいるので、最悪スタックしても脱出できないということはありません。
■とはいえ、もとよりビッグオフで走れる範囲のエリアで、各自軽く走る程度。また今年の春に訪れたとき砂浜で参加車両同士が接触してしまうというハプニングがあったので、今回はそういうことがないよう各自一台ずつ入ってその車両が帰ってきてから次の車両が入るよう全員で気をつけました。
■はじめはみなさんスタックや転倒をおそれて走り出すのを躊躇していましたが、BOGTリピーターのI川さんや、同じくリピーターでオブザーバーの勉強をするべく、前回のツーリングからぼくやよしともさんのアシスタントとして、ツーリングの進行にあわせての集団の点呼招集安全確認など、地味ながら大切な役目を務めてくれているT羽さんが先陣を切ってチャレンジ。そんな仲間の姿を見て、どうしようかと迷っていたみなさんも意を決して次々にチャレンジ。結局全員のみなさんが無事ビーチのサンドを往復することができたのは、よかったですね。
■何人かの軽い転倒(ぼくも一度ころびました)はありましたが、決して危ないという状況ではなく、周囲への配慮も含めて、妥当な範囲でのチャレンジだったと思います。
■でもって、来年のBOGTですが、年明け2月1日の開催を皮切りに、また隔月ペースで1年を通してよしともさんと一緒に続けていきたいと考えています。
■その2月1日の開催では、昨年みなさんをご案内して好評だった渡良瀬利根川周辺のルートを大幅にアレンジして出かけたいと思っています。この日の霞ヶ浦ルートほどの平面的=ホリゾンタルなエリアの広がりはないため、今回と同様の時空間移動のダイナミズムは若干希薄なものの、やはり夏場の林道をトレースするだけのスポーティなランとは少し違った趣が味わえると思います。
■また未舗装率が高く、各自のスキルにあわせてフラットダートを存分に楽しんでいただけるでしょう。そして今回も最後にスペシャルステージを用意しようと思っています。真冬の一年のうちで一番寒い時期の開催なので、集合時間をいつもより1時間遅らせてのスタートを予定しています。
■あと以前から折に触れてご案内していますが、この2月開催に先立ち新年1月18日にはBOGTの新年会も行います。今年の報告や来年の予定の発表などを行いながら、いつものツーリングとは違ったかたちでのビッグオフ愛好家のみなさんの交流&情報交換の場になればと思っています。
■詳細は、新年会、ならびに2月1日のツーリングともに近日中に改めてこの日記でご案内いたします。
■写真は過日の霞ヶ浦ルートでのよしともさんのスクーリング風景と参加者のみなさんの笑顔に、この日の鹿島の海。見事なまでの一面の「蒼」でした。「虚ろ船」というUFO伝説のある海だということはご存知でしたか。
というわけで、みなさん、また明日・・・。(きょうは朝からとてもいい天気ですね。しかもぽかぽかと暖かくて、こういう日はいつものフィールドでライディング(もしくはプレイラン)というよりは、もっと気ままにカメラを持って往復2時間程度のチョイ乗りにでかけるのが気分ですね。ちなみにぼくがよく使っている言葉で、「ランrun」「ライドride(ファンライドfunride)」「ライディングriding」というのがあって、そのバリエーションとして、今いった「チョイ乗り」とか「プレイラン」なんてのもあるのですが、みなさんはその違いがおわかりになるでしょうか。さらには「ツールtour」「クロスカントリーcrosscountry」「モーターサイクルトラベリングmotorcycletraveling」の関連性は。あるいは「TT=ツーリストトロフィーtouristtrophy」と「リライアビリティトライアルreliavility trial」のルーツとしてのマン島TT、SSDT、ISDTの3つのクラシックイベントにおける共通点は・・・なんていっても、たいていのみなさんが何のことかまるでちんぷんかんぷんかもしれませんが、実はバイクに乗っていないときのぼくが考えていることといえば、たいていがこんなことだったりもします。もちろん、こんなことに思いを巡らさなくてもバイクには乗れるので、心配はいりません・・・笑。ただし、既存の日本的な「ツーリングorレース」という価値観から離れ、普段からこうした事柄にイマジネーションを働かせることで、今度実際にバイクに乗って走るというときに、その行為自体がもっと楽しく豊かなものになるというようなこともあるかもしれません。興味があるという方のために、続きはいずれまたどこかで・・・)




■本日のアルくんアーカイブ
http://www.matsumotomichiharu.com/2008/05/09-152400.php
■today's my belongings(モノに宿る精霊のささやき)アーカイブ
http://www.matsumotomichiharu.com/2008/05/09-152500.php
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本日のコラム&フォトギャラリー
●稲作群青のかわだくんによる群馬の田んぼからの「稲作便り」を更新しました。今回は「冬支度」のおはなしです。
http://www.matsumotomichiharu.com/nature/
●フォトギャラリーを更新しました。過日のウィッピングポストのステージから。
http://www.matsumotomichiharu.com/photo/
●「ミチハル的ライディング生活の手引き」を更新しました。以前フリーペーパーなどに寄稿した「乗らないという選択」についてのコラムを一部加筆修正して再録しました。
http://www.matsumotomichiharu.com/car/
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インフォメーションボード(オンザロードからのおしらせです)
NEW●BOGTの12月開催が無事終了しました。参加者のみなさん、講師のよしともさん、オブザーバー(アシスタント)のT羽さん、おつかれさまでした。詳細は上記をご覧ください&来年のBOGTをお楽しみに。
●11/30に開催されたBOADV読者ミーティングが無事終了しました。参加者のみなさん、おつかれさまでした。また機会があればご一緒いたしましょう。
http://www.matsumotomichiharu.com/2008/12/05-110000.php
●11/2 KTM埼玉南、11/3南海部品南東京店、11/8ヤナセオート(群馬・高崎)でのBOADVのフェアが無事終了しました。会場をお借りした各ショップさん、お世話になりました。
http://www.matsumotomichiharu.com/2008/11/09-011300.php
●10月31日発売のBOADVvol.3 2008年夏/秋号について、お近くの取り扱い店などの詳細をご希望の方は、オンザロードまでメールにてお問い合わせください。
●また確実に入手することをご希望される方のために、版元では現在通販を受け付けています。ご発送先となる郵便番号住所氏名お電話番号を明記のうえ、1部400円+送料200円=600円をそえて三文堂企画(〒187-0031 東京都小平市小川東町5-20-31-107)まで現金書留にてお申し込みください。みなさまのお手元までBOADVをお届けいたします。なお売り切れの際はご容赦くださるようお願いいたします。(売り切れのときはご返金いたします)。
●「本日のアルくん」のアーカイブと、「today's my belongings・・・モノに宿る精霊のささやき」のアーカイブを作成いたしました。まだ完全に収録できていませんが、今後時間を見つけて整理を進めます。ぜひご覧ください。
●このブログのコメント、トラックバックについてお問い合わせをいただきました。連日それぞれ一件もないのは、現在非公開とさせていただいているからで、みなさんからのコメントは、毎日楽しく拝見しています。まだまだ書き込み自体は少ないですが・・・。どうぞ、お気軽にブログの感想など、お寄せください。時期を見て、みなさんのコメントなども公開させていただこうかと考えております。
●過日の日記でお伝えした「ARJのTシャツ」をオンザロードでも取り扱うことになりました。詳細は近日中に、このコーナーでお伝えしたく考えています。
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