posted at 2007 11 26 03:37 PM | 日記 | comments (0) | trackback (0)


昨日の日曜日は
今年最後の
ガイドツーリングでした。


でかけた先のフィールドは雪と氷でした・・・。
■天気は雲ひとつない青空で気温も高く、この季節としては絶好のツーリング日和だったのですが、先週なかばの、ひと月も早くやってきた真冬なみの寒波の影響で北関東の山間部にはかなり雪が降ったようで、山へ向かう移動区間の舗装路は、日陰や橋の上はほとんどが全面アイスバーン。ダート区間では5cmほどの積雪が残っていました。
■結局、当初の予定を大きく変更して、標高をぐんぐんあげていく峠越えのダートルートへは向かわず、比較的コンディションのいい山麓エリアの走れる範囲での開催となってしまったのはちょっと残念でしたが、それでも参加者のほとんどのみなさんが雪や氷はまったく初めてということで、ダートの距離は短めでしたが、期せずしていつもとは違った状況を走ることになったのも「経験する・経験を積む」という点では、結果的にはよかったのではないかと思っています。
■もっとも、だからといって、昨日の「講評」のなかでよしともさんもいっておられたように、今回雪や氷を走っておもしろかったからといって、次はそれを求めてもっとハードなところ、もっとハードなことと、志向をエスカレートしていくのは、いろんな意味でとても危険です。
■今回も、この状況がはじめからわかっていれば、BOGTとしては、このエリアを訪れることはしなかったと思います。奇しくも予期せぬ経験をできたことはよかった反面、主催するものとしては事前のリサーチがちょっと甘かったかもしれません。
■実は、朝の段階で、全員で引き返すことも考えたのですが、昨日に限っていえば、天気もよくあたたかで、この先さらに天候が悪くなる心配もなかったことや、ささやかながらもBOGTという確立されたアテンド体制があったということで、あくまでも無理をせず走れる範囲で、しかも日の高いうちにフィールドを離れるということでなら開催は可能だろうという判断で先へ進んだわけですが、単独や少人数でなら、間違いなく引き返していたと思われる状況でした。
■さて、今回の開催で2007年のBOGTのスケジュールもすべて終わりました。1年を通して、大きな事故や大きなケガなどなく無事終了できたことが「まずはなによりものこと」と、よしともさんもとてもよろこんでおられましたが、それについては参加者のみなさんの自覚によるところが本当に大きいのだろうと、ぼくも安堵と感謝の念でいっぱいです。
■でもって、少し思ったのは、こうして春夏秋冬と通年的にオフロードバイク=ビッグオフでフィールドを行動することを続けていると、自分では気がついていなくても、自然とライダーとしての資質や感覚が研ぎすまされてくるということです。また、走るためのスキルアップはもちろんのこと、バイクのセットアップに関することや、装備、ウエアリングといったことについても、何をどうしたらよいかということが少しずつ身についてきます。
■そして、何より、クローズドコースを走っているだけでは絶対に体得できない、また街にいるだけではそれを磨くことができない、刻々と変わる行き先のさまざまな状況の変化に対して、次はどう動くのがもっともベターか(もっともベターというのもへんな表現ですが)・・・というフィールドを行動するときに不可欠な現場での「判断力・決断力」を養えるってことも大きいでしょう。
■不思議なことに、こうした感覚や資質は、実際にバイクにまたがりフィールドに定期的に通っていないと、すぐに鈍ってきます。反対に続けていれば、どんどん高まっていくことを、参加者のなかでも少し感じる力の鋭い方なら、ふとした何かの拍子に体感されているのではないでしょうか。
■実はぼくの企画しているBOGTでは、走りのスキルアップと同時に、参加者のみなさんには、そうした資質や感覚を身につけまた磨いていただきたいという思いやねらいがあったりもするのですが、その点では、回を重ねて意欲的に参加されているリピーターのみなさんの成長ぶりは著しいものがあります。ぼくはいつもあえて多くを語らないようにしていますが、みなさんの身のこなしや目つきを見るだけで、そのことがよくわかります。
■それはまた突き詰めれば本来の意味での「オフロードライダー=バイク乗り」になるということにもなるのでしょう。
■日本ではオフロードに限らず、とかくバイクというと、ハヤイオソイウマイヘタということに話が終始しがちですが、ぼくはそれ以上に、今いったようなオフロードライダー=バイク乗りとして欠かせないな資質や感覚を身につけることのほうがいくらも大切なことではないかと常々思ってきました。
■面白いのは、ある程度こうした資質や感覚が身に付き、一定レベルの走りのスキルがそれにともなうようになってくると、あとは必要に応じて、自分のなかでそうした要素をいわばひとつのパズル構築するようなイメージで、その都度求められる大きさに組立てるだけで、極論すれば、たった今からでもその気になりさえすれば、バイクと街を出て世界の果てまでさえ走っていけるような道筋が明確に見えてくるということでしょう。
■そしてそのときには、かたわらにあるビッグオフが、自分にとってきっとまたこれまでとは違った特別な存在に見えてもくると思います。
■もちろん、だからといって、すぐさまビッグオフと大陸横断の旅に出なければいけないわけではありません。というよりもむしろまずはBOGTのような初歩的な取り組みのなかで、そうした感覚や資質を身につける地道な実践こそが重要なことでもあるような気がします。
■そうそう、いい忘れていましたが、こうした感覚や資質は、バイクに乗っていない普段の日常生活社会生活のなかでも活きてくるものですから、なおさらです。
■草の根のなんともさささやかな集まりですが、BOGTに意味があるとしたら、もしかしたら、その一点にこそあるのかもしれませんね(やっているぼくが自分でいうのもなんですが)。
■難しいおはなしはこれくらいにして、それにしても、昨日のルートの、この季節ならではの山の木々の葉っぱがすべて落ちて、稜線の青空がいつもよりずっと広く見える行く手の森のがらんとした眺めや冷たく凛とした空気の感触は、たまらなく気持ちがいいのと同時に、夏のころには味わえない、こうした林道行のもうひとつの魅力です。できれば完全に雪に閉ざされる前に、どこかの山にまたいきたいところですが、今年は、例年より冬の訪れが早そうで、もうちょっと無理かなあ。
■ちなみに昨日はHP2=えんげつ号でした。このところ併行して乗っているKTMのスーパーエンデューロRのようなシャープなフィーリング=切れの良さはないのですが、乗りやすさと安定感ではHP2かな。エアダンパーの恩恵はやはり絶大なものがあるようで、メッツラーのシックスデイズをはかせているせいもあるのでしょうが、少々のことでは、まったくもって転ぶ気がしません。
■全然関係ないけど、昨日は「憂国忌」だったそうです。この機会に読み直してみたい作品もあったりして。そんなおはなしはまたいずれ。
というわけで、みなさん、また明日・・・。
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本日のコラム&フォトギャラリー
●フォトギャラリーを更新しました。昨日のBOGTの模様から。例によって「走り」の写真はないのですが、よしともさん撮影の「走り」の写真を後日、個別にお送りいたします。ライディングフォームのチェックなどにお役立てください。(なお、今回は全員の方のお写真を撮影することができませんでした。その点、ご理解ご了承たまわりますようお願いいたします)。
http://www.matsumotomichiharu.com/photo/
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インフォメーションボード(オンザロードからのおしらせです)
NEW●BOGTの11月開催が無事終了いたしました。参加者のみなさん、スクーリング講師のよしともさん、オブザーバーのO家さん、ゲスト参加のI 毛さん、K田くん、そしてバイクス誌の撮影で一緒になったT中さん&ア○ラさんに、編集部のみなさん、お疲れさまでした。次回は2008年1月27日の開催を予定しています。冬でも楽しく走れる新規ルートを開拓したいと思っています。お楽しみに。
●「バカミー秋の集い」が終了しました。とても楽しいいちにちを過ごせました。またご一緒いたしましょう。次回は「冬の集い」ということで、2008年1月ごろに集まりを持てればと考えています。詳細はまた改めてお伝えいたします。
http://www.matsumotomichiharu.com/2007/11/05-011000.php
●「稲作群青」のかわだくんが提唱している「MAGT」の取り組みのひとつとしてオンザロードでも参加を呼びかけてきた、大蔵村の「ワーキングホリデー」の10月開催が無事終了しました。かわだくん、そして参加者のみなさん、おつかれさまでした。今回は森林伐採を体験してきました。その模様は以下にてご覧ください。
http://www.matsumotomichiharu.com/2007/10/28-111900.php
●あわせて9月の「ワーキングホリデー」の模様もご覧ください。また「MAGT」についてのリポートも下記でご覧になれます。
http://www.matsumotomichiharu.com/2007/10/02-203100.php
http://www.matsumotomichiharu.com/2007/08/19-121400.php
●このブログのコメント、トラックバックについてお問い合わせをいただきました。連日それぞれ一件もないのは、現在非公開とさせていただいているからで、みなさんからのコメントは、毎日楽しく拝見しています。まだまだ書き込み自体は少ないですが・・・。どうぞ、お気軽にブログの感想など、お寄せください。時期を見て、みなさんのコメントなども公開させていただこうかと考えております。
●過日の日記でお伝えした「ARJのTシャツ」をオンザロードでも取り扱うことになりました。詳細は近日中に、このコーナーでお伝えしたく考えています。
http://www.matsumotomichiharu.com/2007/09/07-001200.php
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